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2008年11月

七面鳥とVegan

昨晩は同居人Mちゃんの知人が主催するParty for Orphans(Thanksgivingを家族と一緒に過ごせないなんて孤児と同じ!なんだそうです)に行ってきました。初めて食べる七面鳥は皮が香ばしくてなかなか美味。ホストによると「七面鳥はたいていパサパサしているけれど、塩水に半日ぐらい漬けておけばこんな風にジューシーになるんだ!」ということです。

ところで、参加者の一人にvegan(肉・魚だけではなく、卵や乳製品も食べないベジタリアン)がいたのですが、気の毒に彼の食べられるものはケールのソテーとゆで野菜だけ。それが彼の主義なんだから余計なお世話でしょうが、こういう食事だけで必要なたんぱく質は摂取できているのだろうか…となんだか気になってしまいました。もっとも、こちらではveganはごく普通の存在。大学で食事付きのイベントが開催される時はほとんどvegan向けのメニューが用意されているところを見ると、日本に比べれば彼らの食事の選択肢は広いと思われます。食物アレルギーならともかく、個人の主義による食事の好みがこれほど一般的に受け容れられているという点はアメリカらしいなといつも思います。

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嘆かわしい点数

先週受けたLegal Aspectsの試験の結果が返ってきました。30点満点中17点…は「B」、つまり「可」です。他の課題では多少マシな点数を取っているので、残りの課題と試験をうまくこなせば最終的にはもう少しまともな成績になるはずですが、なんだかため息出てきます。はあぁ…。いい加減、詰め込み勉強でなくてコツコツ努力することを覚えろという警告ですね。

しかしまあ、痛い目にあってもやはりこの科目は楽しいです。端的に言えば土地利用規制がテーマで、ミシガンの州法、自治体のゾーニング・コードを特に掘り下げて勉強していますが、合衆国憲法と財産権の関係、米国の裁判制度等々内容が多岐にわたり、一応法律関係の仕事をしている者としては非常に知的好奇心をそそられます。

担当のNorton教授は、環境学、公共政策学のMA取得後コンサルで環境政策のアナリストとプランナーを何年か経験し、その後J.D.と都市計画Ph.D.を取得して学問の世界に戻ってきたというちょっと変わった経歴の人。なんでもコンサル時代にあまりに法律を知らない人が多くてフラストレーションを感じたので、まずはプランナーにしっかり法律を教えようと思って今の職業に転向したのだとか。早口で聞き取りづらい+数少ない板書が略語だらけで訳わからんという憾みはありますが、説明は明快で、課題や試験が非常によくできている。頭のいい人だなと思います。けして甘くはないけれど、ユーモアがあって、留学生のハンディキャップに配慮してくれる(特別のレビューや試験時間延長など)辺りも好感度高し。聞き取れないとぶつくさ言いながら、来期も彼の教える科目を登録してしまいました。

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耳よ耳

統計の授業で久々に話についていけなくなり、ちょっと落ち込んでいます。例によってインストラクターの英語はわかるのですが、グループミーティングになると途端にダメ。最近、普通の会話が聞き取れないことに対する劣等感が増幅気味で、「また聞き取れない…」という焦りが余計に症状を悪化させているような気もします。何とかせねば…。

ちなみに、厳しく長い冬に突入しつつありますが、陰気な気分は今のところ天気のせいではありません。久々に積もった雪、いつもの道路に轍が映えます。

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Final Presentation

今学期最後の英語のクラス。当初はあまりの出来の悪さに毎回泣きたい気分だったプレゼンテーションですが、最終回はまあまあ。多少の失敗はあったけれど、上達したね!と言われても居心地悪くならない程度のことはできました。結局のところ、最大のポイントはスムーズに言葉が出てくるまで練習して自信をつけること。コツコツ反復練習を積み重ねることは苦手ですが、英語もスポーツと心得て、諦めずにトレーニングを続けたいと思います。

ついに日中の気温が0℃以下に。鼻がもげそうに寒いです。

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ワシントン

週末、ワシントンD.C.に行ってきました。たくさんの人に会って様々なことを考えさせられて、とても楽しかった。自分の頭がいかに鈍っているかひしひし感じさせられてショックでしたが、そういうショックを感じさせてくれる人がいるということが幸せだと思いました。

木曜に試験があるので続きはまた後日。

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権利の売買

うーむ、レポートが終わらん。困った。・・・日頃のリーディングで手抜きしているツケですweep

といいつつ、過去の読み物を見直していたらLiquor license(酒類販売許可。以下「ライセンス」)に関する記事がおもしろかったので、ちょっとだけメモ。ミシガンはライセンスの割り当て制(許可の絶対数を定め、各自治体に割り当てる)を取っている州の一つ。飲食店や食品小売店に人気の「Cクラス・ライセンス」は一件当たり$600で取得できるが、アナーバー市は既に割り当て分を使い果たしており、新たなライセンスの発行は当分望めない。どうしてもライセンスがほしい事業者は市場に出回っているライセンス(廃業した他事業者のライセンス)を買い取ることもできるが、それには$60,000~80,000/件かかる。

一方、ミシガン州政府は、この度経済活性化のためライセンスを別枠で発行する制度を新設した。ただし、こちらのライセンスの取得に必要な費用は既存業者の保護等の観点から$20,000/件。アナーバーで長年ライセンスの取得を希望しながら後回しにされてきた小規模レストランはそんな資金はないと嘆いている。

という話。細かい点はさておき、「へー、酒類販売のライセンスって売買されているのか」と新鮮に感じました。なんでも禁酒法時代に遡る制度で、全米で約半数の州が同様の制度を持っているとのこと。この間も自分が生まれた頃の判例にTransferrable Development Rightという言葉が出てきて開発権取引ってそんなに前からあるのかと驚いたのですが、権利を売買するという発想はひょっとしてアメリカの十八番なんでしょうか。学生時代に物権・債権の移転がなかなか理解できず苦労した私も、ようやく「権利はそれを保有する主体に固有のもの」という考え方が基本形ではないのだと悟りつつあります。

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初雪

アナーバーにも雪がやってきました。

喫茶店の中からふと窓の外を眺めたらひらひら牡丹雪。外に出る頃には止んでおり、道もいくらか濡れている程度だったのでそんなものかと思ったのですが、夜帰宅する時になって芝生が白くなっているのに気付きました。これからどうなるかと言うと…

  • 英語の先生:暗くて長くて信じがたく寒い。あなたたちの想像は超えてると思うわ。

  • ミシガン出身R青年:寒くなると保温第一で皆かなり愉快な格好になる。1、2月は恐ろしく寒いけど、春先になると気温が激しく上下する時に木がびっしり氷で覆われて辺り一面きらきら輝くことがある。もし見ることができたら最高にきれいだよ!

  • 北海道で働いていた某職場の同期:(氷点下になったら何℃でも同じようなものではないかという私の問いかけに対し)-5℃と-20℃だと全然空気の質感が違う。写真を撮るが好きなら絶対季節の変化がある方がいいって!

前向きに前向きに…。

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我らがアメリカ合衆国

死に物狂いでレポートを書いていたためすっかり時機を失してますが、オバマさんのシカゴの演説にとても感動しました。「勝利演説」だけれど、基本的に自分の勝利を喜んだり、自分の支持者に礼を述べるための演説ではない。私には、民主主義の力とそれを維持するための努力の尊さを訴えているように聞こえました。

"We are, and always will be, the United States of America."

異なる背景を持つ者同士が、時に衝突し時に協力しながら、様々な曲折を経てアメリカという共同体を創り上げてきたこと、これからもそうあり続けることへの自覚と自負であろうと思います。こういう言葉が力を持つという点がアメリカの羨ましいところです。

紅葉もそろそろ終わりと思っていたら、ここ数日突然 燃え立つように色づいているキャンパスの木々です。

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