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2009年2月

初インタビュー

Fundamentals of Planning Processのグループワークの一環で初インタビューを行いました。…といっても相手は環境保全活動を行っている学生団体の責任者(大学4年生)なのですが、一人きりでのインタビューはやはり緊張。指導教官じゃないから私に付き合う義理はないし、カンバセーション・パートナーと違って日本人に興味がある訳でもない、英語の下手さに呆れられたらどうしよう…、果たして一時間も話が持つだろうか…等々、心の中は不安でいっぱい。けれど、今日は絶対下手な言い訳(「英語が下手でゴメンなさい…」とか)はしないぞ、最初から最後まで明るくはっきり話すぞ、と心に誓って隣町Ypsilantiへ向かいました。

結果は70点ぐらいでしょうか。終始和やかな雰囲気は保てたし、一通り必要な質問もできました。問題は自分の情報処理能力。お願いして会話を録音していたからいいようなものの、相手の話の6割ぐらいしか理解できていない気がします。やはり基礎的なリスニング能力がまだ足りないんだな、と感じました。まあ、初対面の相手と一時間気まずくならず会話できたという点で、とりあえず今日は合格ということにしておきます。

反省はともかく、相手の学生はテキパキして感じのよい女性でした。団体の将来像について質問した時、実はたいした答えを期待していなかったのですが、「キャンパス内にSustainability officeを作ってリサイクル活動をもっと体系的に行いたい」「バイク(自転車)ショップを作って車の使用を減らしたい」「オンラインジャーナルを充実させたい」「他大学や地域のNPOとの連携を深めたい」…とアイデア満載。自分はあと少しで卒業だけれど、この活動は今後も育てていきたいと熱心に語ってくれました。環境保全に熱心な教授や関係の深い地域団体も後で紹介してくれるとのこと。自分の持てるものをできる限り私に伝えようとしてくれているようで、とても嬉しかったです。小心者の私はついつい自分がうまくできた・できなかったということに囚われてしまいがちですが、インタビューで大切なのは意味のある情報交換ができること。英語に自信がないからと言って卑屈にならず、相手が気持ちよく話せる環境作りに努めようと改めて思いました。

さて、来週はもう一本インタビューが待ち構えています。今度は仕事をしている大人が相手。気合を入れ、且つ落ち着いて(↓こんな感じ?)臨みたいと思います。

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シカゴ美術館

今週は学期の中休みです。という訳で、休み前のレポート&テストにおける苦い記憶はひとまず封じ込めることにして、大都会シカゴへ遊びに行ってきました。実質二日半の滞在、久しぶりの美術館がとりわけ楽しかったので、以下その話です。

Art Institute of Chicago(シカゴ美術館)といえば、全米三大美術館の一つ。教科書で見たことのある絵がぞくぞく現れて圧倒されました。スーラの「グランド・ジャットの日曜日」等印象派のコレクションが有名なようですが、自分の好きな画家(エル・グレコ、クールベ、マネ他)の絵もたくさんあって嬉しい限り。チェコ・デル・カラヴァッジョ「復活」やターナーの「アオスタ峡谷-吹雪、雪崩、雷」が一際印象的でした。前者はいわゆるカラヴァッジョ(リアリズムで有名なイタリア人画家)だと思っていたら、カラヴァッジョの影響を受けた別人らしいです。縦3~4mはありそうな大作。ドラマチックな光と影、生き生きした人物の表情と動き。絵の中の天使に射すくめられるような心地がしました。後者は私の最愛の画家の一人なので、思いがけず出会えた感動で胸いっぱい(笑)。こちらもドラマチックな光と影(→私の好きな絵の共通点)、画面いっぱいに充満する水と空気の質感。昔、印刷物を見て想像したよりも小さな絵でしたが、その場の風の音や匂いすら感じさせるような見事な筆致に改めて驚嘆しました。

絵画以外では、マイセン、デルフトなどの陶磁器のコレクションが印象的でした。非常に手の込んだ食器や置物の数々から職人の心意気や創作の楽しみが伝わってきて、日頃さほど興味のないカテゴリーですが、思いの外目を引かれました。また、ユーサフ・カーシュの写真も見事でした。ウィンストン・チャーチル、アインシュタイン、カストロ、ネルー、インディラ・ガンディー、ジョージア・オキーフ、マイヤ・プリセツカヤ等々、ずらりと並んだ20世紀を代表する著名人のポートレート。そのどれもが一人ひとりの人格を浮き彫りにしているようで、写真の力を感じました。

…すっかりただの観光話と化していますが、美術はやはり私にとって大事な栄養の一つ。渡米以来何か足りなかったものが満たされるようで幸せな3時間でした。これを糧に、残りの休暇は宿題を頑張ろうと思います。

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レポートが進まない

Planning Theoryのたった4ページほどのレポートに非常に苦心しております。お題は"Social justice and planning" …人種的マイノリティ、低所得者層、片親家庭、女性など都市に暮らすvulnerable populationを一つ選んで彼らの置かれる状況と都市計画上の問題点を説明し、これに対処する上で考えられる戦略を三つ挙げて長短所を論じよ、というもの。米国で都市計画を学ぶ以上、いつか必ず出くわすテーマであることは承知していたのですが、いくら参考文献を読んでも正直言ってピンと来るものがなく、全く考えがまとまりません。Vulnerable populationは外国の例でもよいというので初めは日本の話をしようかと思ったのですが、福祉政策や労働政策上の問題点は思い浮かぶものの、都市計画上の問題点と言われると???となって、そこで行き詰ってしまいます。米国と日本では社会背景が大きく異なると言っても、説明を聞けば一応問題意識は理解したつもりになれることが多かったのですが、どうも今回は難しそう。私の関心分野ではないし、こういう時は自分なりに対象を解釈することにこだわらず、参考文献を適宜まとめてよしとするという器用さも持つべきなんでしょう、きっと。でも、何やってるのかよくわからないまま適当なことを書き散らすって苦痛…。うむむむむ。

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ルームメイト その2

ルームメイトの博士課程合格疑惑は学部事務所の単純ミスが原因と判明し、修士課程の合格通知を再送してもらえることになったそうです。昨日は"How stupid!"の連呼に辟易してちょっと素っ気なく接してしまったけれど、無事希望が叶ってよかったね。私も嬉しいです。

気付けばルームシェアを始めて半年。初めは生活習慣や金銭感覚、友達期待度の違いに慣れず、何かというとイライラしていましたが、最近大分落ち着いてきました。いまだに小言を言いたくなることもありますが、注意すれば(その場は)素直に聞いてくれるし、食後ににこっと笑って「ゴチソウサマデシタッ!」なんて言われると「かわいいじゃん…」とか思ってしまう。。日々のおしゃべりを通して中国の様々な面を知ることができるのも、たまに私が愚痴を聞いてもらっているのも事実。英語力向上の観点からは期待したほど効果なし(双方同程度の会話力)ですが、まあそれなりに楽しい同居生活です。

そういえば半年前、お近づきのしるしに彼女が出身地特産の葛湯みたいなものと北京オリンピックのマスコットをくれたんでした。なんだか既に懐かしい気分です。

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ルームメイト

先週はIDカードを紛失し、週末はクレジットカード番号を盗まれ、今日は公衆衛生スクールの事務所に連絡がつかなかった(dual degree取得のため修士課程に申し込んだのに、なぜか博士課程の合格通知が来た)…という訳で、ルームメイトが興奮気味です。金曜日に試験があるので焦っているという割には、過去の腹立たしい出来事まで思い出してしまったみたいで、食事をしている私の側で自分の学部生時代の大学が如何にいい加減だったかという話を延々と繰り広げております…。うーむ、同情はするけど、ルームメイトというのはもう少しドライなお付き合いをするものではないのかねcoldsweats01

Pd1010327 …と思っていたら、「まあ、私が修士に行こうと博士に行こうと、どっちにしろあなたは日本に帰っちゃうのよね…。」と突然しおらしい表情を見せて、更には「中国に旅行することがあったら知らせてね。結婚したり子供が生まれたりしたらお祝いに行くからね!」とニコニコ。はいはい、ありがとね。明日は問題が解決するといいね。

ここ数日の暖かさでツララもすっかり融けてしまいました。また来年!…だといいな。

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プランナーという仕事

Urban Land Use Planningの授業にゲストスピーカーがやってきました。プランナーが常日頃一緒に働く人々ということで、アナーバー市の顧問弁護士とエンジニア(日本でいうところの技術系公務員?)です。

弁護士さんは土地利用法制の専門家で、アナーバー都市計画委員会の議長も務めたことがある人。専門用語が頻出するにも関わらず涙が出るほど聞き取りやすい講義で、初めて日本語と同じぐらい話が理解できるような感覚を味わうことができました。話の内容は、日頃の仕事の中味といくつかのケーススタディ。前者については、80%が(都市計画・土地利用に関わる)法令の企画、見直し、解釈、たまに訴訟対応、とのこと。なんだかどこかの役人の話みたいです(笑)。後者は(1)宗教的活動に対する土地利用規制の適用範囲、(2)土地利用計画をめぐる自治体内の意見対立の話。どちらも大変興味深かったのですが、細かいので省略します。

技術屋さんの方は土木の専門家で、上下水道の土木工学的基礎についてプレゼンテーションをしてくれました。このコースは土木工学専攻の学生も受講しているのですが、大半の都市計画専攻の学生は土木の素養がありません。という訳で講師の先生(ゲストを呼んできた本人)は非常に熱心に「このプレゼンは絶対後々役に立つから心して聞くように」と勧めていました。ハプニングがあって全部は聞けませんでしたが、アナーバーの上下水道の仕組みの話など、具体的でとてもおもしろかったです。

Pd1010340_2このコースではよく都市計画に関わる様々な分野の専門家が登場しますが、聞けば聞くほど米国の都市計画と日本の都市計画って違うなーという思いが深まります。思いつく違いはいくつかありますが、一つは自治体に技術屋さんとは別に専門家として「プランナー」がいるという点。日本の自治体にも都市計画を扱う部署はあって当然そこで働いている職員もいますが、米国のように「プランナーは専門教育を受けて養成されるprofession」という意識は世の中にも当の職員にもあまりないのではないでしょうか。建築確認とかマスタープランの作成とか、やっていることの外枠は同じでも、その哲学や射程が随分違うなと思います。図書館学専攻の知り合いが、米国ではlibrarianも専門性の高い職業とみなされていて社会的地位は日本の司書より高いと言ってましたが、米国はそうした「様々な知の集積」を行う仕事をprofessionとして確立する(少なくともそうしようと試みる)ことが上手なのかな、と思います。(写真は古代と近代の集積?学部棟前のへんてこな柱です。)

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休み時間の会話

今学期は学習の記録をこまめにつけようと思っていたのですが、徐々にきつくなってきました。1日3コマはちょっと無茶だったかな…。まあ、腹をくくってやるしかないですけど。

ところで、私は睡眠時間が3時間ぐらいになると時々授業中も船を漕いでしまうのですが、アメリカ人が眠そうな顔をしているところはめったに見かけません。体感温度だけではなく睡眠不足耐性もアメリカ人と日本人では違うのでしょうか。(クラスメート)How are you?→(私)I'm sleepy...→Have a coffee?→I had, but still sleepy...→So, you may wanna jump into a pool!smile →Good idea!crying

今日はFundamentals of Planning Practiceの時間にプレゼンテーションがありました。イプシのSustainable Plan策定に向けた作業計画の発表です。ほとんど原稿丸読みだったのに、終了後"Excellent! You did a great job!!"とグループメイトからべた褒めされ、ちょっと苦笑。普段からスピーキングに自信がないことを表明していたせいかもしれませんが、言葉の調子は明らかに大人が小さい子を褒める時のそれ…。いや、運命共同体の一員がとりあえず無難に乗り切ってくれてほっとしたということなんでしょうか…。どっちにしても彼らが私のプレゼンをちょっと心配しながら見守っていたことがわかって、(その優しさに感謝しつつ)早く対等な仕事仲間として認められたいと思いました。

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Meeting at Ypsi

Fundamentals of the Planning Practice(プランニング実践)のグループワークで、隣町イプシのプランニング担当者(プロジェクト発注者)に会いに行きました。私のグループが担当するプロジェクトは、イプシのSustainability Plan作成に向けて、地域の課題やリソースを明らかにし提案書を作成するというもの。最初は全く焦点が定まらずどうなることかと思いましたが、作業計画を作成してあれこれ手を入れているうちに多少はまともになってきたような気がする今日この頃。イプシは人口2万人強の小さな町ですが、ダウンタウンの近くにブラウンフィールドが残されていたり、貧困層をに対する公共住宅の供給がうまくいってなかったり、米国の典型的な都市問題をそれなりに抱えています。それでいてプランニング担当者は二人ぽっちなので、学生からの提案に結構期待してくれている様子。プレゼンやインタビューの予定が目白押しでちょっと緊張しますが、地に足のついた実のある提案をできるよう努力したいと思います。

グループワークやディスカッションが続いているせいか、ようやくリスニングに対する不安感が少し薄れてきました。まだ100%には程遠いですが、いちいち聞き返さなくても返事できるようになってきたことが本当に嬉しく、自信になります。下手なりに話をしているとクラスメートもそれなりに皆親切。もう少し学科内で気安く話せる相手が増えるよう頑張りたいと思います。

↓我らがArt & Architecture Building。School of Art & Designの展示物が目立つのでUrban Planningは若干影薄めですが、このアトリエ風の作りが好きだったりもします。

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2℃

…という気温をこれほど好ましく思ったのは生まれて初めてです。実にさわやかで心地よい!自分の背丈より長く伸びた氷柱、梢からパラパラ落ちてくる雪、毛づくろいに忙しい白鳥、もうなんでもキラキラして見えます♪

これで大量のリーディングさえ残っていなければ完璧な冬の一日なのですが(笑)

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