ミシガン第二の都市
グランド・ラピッズ(Grand Rapids, MI)を訪れました。名前は知っていたものの、アナーバーと大差ない田舎町だと思い込んでいたので、ダウンタウンにそびえる高層ビルを見て若干ショック(笑)。人口は20万人弱ですが、ここがデトロイト(人口約90万人)に次ぐミシガン州第二の都市です。
グランド・ラピッズはアメリカ合衆国第38代大統領であるフォード(Gerald R. Ford)が育った町でもあり、市内に彼の生い立ちや業績を紹介するPresidential Museumがあります。入ってみたら、これが意外とおもしろい。正直言ってフォード大統領といえば、ウォーター・ゲート事件でニクソンが失脚してからカーターまでのつなぎを務めた人…程度の認識しかなかったのですが、展示された数々の資料がなかなか巧みに彼の人となりやその時代を綴っており、素人の私でも容易に当時の様子を思い浮かべることができました。働いて学資を得つつフットボール選手として名を馳せた学生時代の彼はなかなか男前。美人で朗らかな奥さんと子供4人に囲まれた私生活は、一時期幸せなアメリカの家族のシンボル的存在だったようです。大統領となってからは、政権の信頼回復に努める一方、ニクソンに恩赦を与え、世論に大きな波紋を投げかけます。この恩赦に対して政界の各方面からフォードに寄せられた手紙が展示されていましたが、中には極めて率直にこの措置を非難し失望を表明するものもあり、社会が受けた衝撃と政権が被った悪評の程がうかがえました。
ちなみに、こうしたPresidential Museums & Librariesは全米各地にあり、フーヴァー以降全ての大統領について建設されています。国立公文書館が管理しており、主に公文書館の分館として機能しているとのこと、日本で総理大臣のゆかりの地に建設される○○記念館とは大分趣きが違います。よくアメリカの公文書管理システムは発達していると聞きますが、よもや大統領ごとに建物を作ってしまうとは。フォードの場合、博物館はグランド・ラピッズですが、図書館はアナーバー(しかも、私が通うノース・キャンパス)にあります。今度立ち寄ってみようと思います。
↓精巧なホワイト・ハウスのミニアチュール。大統領執務室を覗き見中。
グランド・ラピッズ郊外のFrederic Meijer Gardens and Sculpture Parkもちらっと見てきました。ミシガンでスーパーマーケット・チェーンを展開するMeijerの援助によって建設された巨大な彫刻公園です。いつかゆっくりピクニックしたいです。
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